

- ・・・ITコストの削減、生産性の向上、セキュリティの確保といった目的で、大企業だけでなく中小規模の会社にもクラウドの活用が普及しています。SKSSは、2006年にいまのクラウドに当たる仮想化プラットホームの提供を開始していますね。
- 花崎 SKSSは、日立ソフトウェアエンジニアリング株式会社(現 株式会社日立ソリューションズ)のデータセンタの運用を行うことを目的に設立されました。システムの安定的な稼働という課題に応えるために、独自の運用ナビゲーションシステムの開発や「運用安定化」をお客様視点で考察することで、お客さまが納得、安心できるサービスの提供をしてまいりました。
その結果、SKSSのスタッフは、業界の中でも先進的なテクノロジーの開発に挑戦できる技術力を持つようになりました。
その一つの成果が、仮想化プラットホームをいち早く提供し、現代のクラウドサービスに先鞭をつけたことです。
いま、多くの企業が、分散するサーバの統合、ITの運用コストの削減、システムの持続的運用、BCPといった課題に取り組んでいます。SKSSでは、運用で培った技術を背景に、お客さまの業務のお役に立つプランを提案しています。

- ・・・そのキャッチフレーズとして「ITオペレーション(ITOP)」を提唱していますね。
- 花崎 いま、日本の企業は不況、円高、株価の低迷、高率な法人税などの四重苦にみまわれ、国外脱出が増えています。今後、日本企業の海外移転が拡大して企業業績が向上したとしても、国内経済成長は横ばいであれば良いほうでしょう。確実に市場はせまくなります。
ITシステムの安定稼動は、運用技術者の不断の努力の賜物なのです。
障害の発生を未然に防ぐために監視したり、万一の障害に即応するために24時間対応の体制をとっています。これを確実にこなすためには、各チームが同じレベルで仕事ができることが必須条件となります。
このために、ノウハウの継承とスキルアップを継続的に実行する取り組みと、運用ナビゲーションシステムによる業務の自動化、改善活動を行ってきました。
SKSSとしては、このようにサービス提供のクオリティを高め、お客さまに必要とされる仕事をやり遂げお客さまの事業の安定化をはかることが重要と考えます。
このクオリティを高めるキーワードとして「生産効率」と「品質保証」があります。つまり、SKSSにおけるITOPとは、オペレーションの自動化に限らず、お客さまの業務の視点において「生産効率」と「品質保証」の向上を実現しようとするものなのです。

- ・・・ITOPとは、具体的にどのようなことを行うのでしょうか。
- 花崎 まず、お客さまに提供するサービスの内容・リスクを明確にするということです。次に、サービスビリティを向上し、信頼を確保するために、これまでの「障害防止」といった視点ではなく、「品質保証」のためにやるべきことをすべてやり「想定外」を無くすための取り組みです。
徹底的に品質を保証するために、あらゆる場面にも対応できるように知恵を出し対処する。万が一に障害が発生することも考慮し、つねに状況に応じて想定した対策を講じておくことも品質保証の一環と考えて取り組まねばならないことと考えます。
また、なんでもかんでも自動化を進めるというのでなく、仕事の流れを重視した自動化を進めるということです。例えば、有事の際の危機管理対応は手作業でもできることが基本だと考えています。仕事の流れを考えずに自動化を進めても運用はむずかしくなるでしょう。IT機器が停止することもあり得るわけですから、そういう場合でも手作業でスムーズに仕事ができるようにするのが危機管理として必要であると考えています。
- ・・・・単なるITシステムの運用ではなく、これまで培った技術を背景にお客さまの業務をバックアップしていくオペレーション能力が大切だということですね。
- 花崎 それには、決められた手順通りにやるだけでなく、ITサービスの高い効率性を追求することが必要です。そのためには、新しい技術を導入、最適な活用を図っていくことが必須要件だと考えています。結果として、お客さまから必要とされる仕事をやりとげる環境が確立できると考えています。つまり、
・お客さまと情報を共有し、お客さま重視のビジネスを維持できる
・継続して新しい技術の導入、活用ができる
・サービス品質・社会的な信頼を向上できる
こうした環境をベースに、今後もさらなる「オペレーションの自動化」と「生産効率」「品質保証」の向上を推進し、「ITオペレーションを行う会社」として、お客さまの期待に応えていきたいと思います。
